オフィス鴻

習慣化がもたらす効果

2024年09月06日

編集人の考え方の1つに「今日できることは明日に後回しにしない」ことがあります。仕事で例えば、5~10分で出来るもの(メール・稟議処理など)は気づいたその場で完了させ、自分の手元にボールを持った状態にしない(相手がレスポンスできる状態にする)、今日の業務は会議出席・事業所往訪等を除き始業前に完了しておく、近い将来(1~3ヶ月)必要になると思われることはTO-Doリストを作り、時間を作って少しずつでも進めておくなどです。最近はSNSや企業内のNet環境が充実していますので、会議資料等の下調べなどは移動中でも出来ることで、本当の意味での時間当たりの業務効率性に従業員間で格段の差がでるのです。

以前、直属の部下(課長)に現在の業務内容を簡単に箇条書きするよう指示したところ、「この場では無理です」と言われ、この部下は普段から仕事の段取りを上手く教えられなかったと反省したことがあります。言い換えれば、普段から仕事の目的・進捗などを意識せずに、ゆでガエル状態だったことが判明したのです。しかし、一旦習慣化ができてしまうと、効率的に仕事を進められるだけでなく、短時間の隙間で新たなことへの取り組みについて考える余裕が生まれ、結果として中期的な目標にアプローチできる利点が大きなことは、自分にとっても企業にとっても有益だと考えています。

現代社会では、今から200年程前の江戸時代以前に比べて平均寿命が30歳近く伸びたことで、50歳代、60歳代でも新たな知識を得たり経験を積むことで社会の中で活躍できる(輝く、楽しく生きる)チャンスが拡がってきたとも言えます。編集人も実際に30歳代後半から今でいうリスキリングを始め、難病疾患で57歳で一旦最前線からは離れましたが、全く取引のなかった国内外の複数企業から生涯の研究課題である中間流通におけるスペシャリスト(アドバイザー)として声を掛けて頂き、これまでにはないチャンス(このブログ作成もその1つです)が巡ってきているのを感じます。