オフィス鴻

自分の仕事スタイル

2024年04月08日

スポーツの世界では、スーパープレイヤーの活躍を分析力・論理性・メンタルなどの面からサポートするスーパーコーチがおり、ゴルフのキャディ、テニスのコーチ、アメリカ大リーグの交渉代理人などもその中に入るのかも知れません。超一流と言われる選手が競い合う中では、選手自身の感覚・感性も重要ですが科学的なコーチング指導を受け入れることで更にその強さに磨きをかけることが、トップに君臨するための1つの方法だと思います。

振り返って編集人自身の仕事に置き換えてみると、新たな知識のインプット・仮説検証等へのアウトプットを絶えず続けることが現在の自分の強みを鍛えたことに繋がっていると考えていますが、先輩の行動から学んだことが如何に多かったかに気付くことが多々あり、ある種のコーチングを受けていたのと同じだと思われます。特に感じるのは、時間の使い方を変えることで深く思考する時間を確保できたことが仕事の効率化・スピードアップや経営層とのコミットに対するレスポンスの精度が高くなったことでしょうか。もちろん、性格的に受け入れることが難しい上司の下で働いた時期が何度もありましたが、その都度反面教師として自省することで新たなステップへと進むことにプラスに作用したと考えています。

その他にも、新規事業・異業種への参入などで一旦ゼロ・ベース(白紙の状態)で考える習慣を身に着けたことは非常に役立ちました。簡単に言えば、綿密な調査・分析以外にも普段から業界の常識にとらわれないようなアイデアを具現化するためには、ひたすら考え抜く習慣を持ち続けることが重要だと言うことでしょうか。生成AIの登場によりマーケット分析・資料作成などは非常に短時間で行えるようになりましたが、特に最前線で働く営業職、現業職の従業員が抱える諸問題が経営会議や取締役会で取り上げられることは殆どありません。そのため、得意先への接し方・経営戦略立案と同じくらい、現場力(現場が自律的に協力・行動する状態)と信頼関係構築(人間力)を大切にしていました。