芸能界の不祥事
2025年04月04日
昭和時代には「夢を売る職業」として芸能活動での成功を夢見る方がたくさんいらっしゃいました。現在と違って複数のSNSもない時代でしたから、TV番組や映画等がその登竜門であった気がします。現在は、いわゆる「SNSがバズる」ことで多くの方に支持されることがある替わりに、不祥事や不用意な発言・行動が世間から批判を浴びる「炎上」もバッシングのような状態となるリスクを包含しているとも言えます。また、アメリカ等ではパパラッチという有名人を追いかけ報道機関等に売り込む職業があり、日本では某雑誌が芸能人等のスキャンダルを白日の下に晒すような傾向にあることも否定できません。いずれにしても、有名税といった考え方はコンプライアンス上も通用しない時代になってきていると思われます。
先般も某芸能人をスキャンダルを知っていたにも関わらず出演させていたとして某民放キー局が会見を開きましたが、大凡謝罪しているとは言えないようなマスメディアとしてはお粗末な会見に沢山の批判が浴びせられました。そこに、某芸能人の稚拙とも言える謝罪文が油を注ぐ結果となり、殆どのスポンサーが系列局を含めてCM提供を中止するといった経営上の重大な危機に見舞われています。数年前にもギャラの配分や闇営業等を巡って幾人もの芸能人がマスメディアへの出演が出来ない状態に追い込まれて、芸能事務所の力学の一部を垣間見ました。さらに、有名芸能人のギャラは一般市民の感覚とかけ離れた金額であり、ある意味で天狗になった状態の中で理性ある行動がとれなくなったことが自分自身を苦境に追い込んだとも言えるでしょう。
一般のビジネスに於いても、一度失墜した信用を取り戻すことは容易なことではありません。スポンサーを失ったTV局の経営が悪化していくのは必然とも思われますが、その現場等で働く従業員、外部委託先企業の従業員にとってはまじめに仕事をしてきたのに突然暗闇の中に放り出された状態なのかとも感じます。経営陣には自浄作用がないのかとも思う編集人です。