オフィス鴻

みどりの窓口の廃止

2024年07月31日

編集人は旅客輸送事業者のご厚意で、障害者割引料金の適用(障害者・介護者同行条件等があります)を受けることができて大変感謝しています。ただし、JR系の通常の券売機では購入できないため、これまではみどりの窓口で身体障害者手帳(区分1種)を提示して購入していましたが、最近は専用の券売機(コールセンターと直接話ができます)が設置されていてリモートで購入しています。対応して頂く職員の方も知らない路線・駅・ルート等があるのでしょうがJR社も当然ながら民間企業ですから企業努力の一環として行ったのだと思われます。それ以上に職員に対するハラスメント行為(駅員への暴言・暴行、撮り鉄の不適切行為、乗客のモラルの低さなど)の防止や、システムの使いづらさなど複合的要因が重なったことが大きな原因でしょう。

ただし、同社では混雑が予想される観光地や残された窓口へと乗客が集中するのを回避するため、繁忙期に50ヶ所の一時的窓口設置を発表しました。最近は「駅員へのハラスメント行為は犯罪にあたります」とのポスターも設置されていますが、無抵抗な立場にあることを良いことに一部の悪意を持った乗客がいる(個人的な感覚では増えているように感じます)こともまた事実なのです。また、駅の備品等を持ち去られることもあるようで、編集人の学生時代にはSNSはなかったためアイドルのポスターなどの争奪戦がありましたが、駅員の方に欲しいと伝えると他にまだ希望者がいない場合に限って掲示期間終了後に無償で譲ってくれることもありました。

どの業種でも、行き過ぎたカスタマーハラスメントに対しては毅然とした対応をとる企業が増えてきましたが、中でもコールセンターの従業員は離職率が高いことでも知られています。また、110番や119番通報でも明らかに危険性や緊急性のないものがあり、最近は一定時間を過ぎたら電話回線を切ると言います。監視カメラなどで証拠がある場合には、法律で規制する(相手の精神に不調をきたせば傷害罪を適用するなど)ことも必要な時代なのかも知れませんね。