オンラインカジノ
2025年05月05日
ここ数年、無差別殺人や強盗などといった犯罪に手を染める日本人が増えているように感じます。以前は、かなり荒っぽい手口の凶悪犯罪は大抵反社会的勢力等がからんでいるケースが多かった気がしますが、闇バイトと呼ばれる高額報酬に飛びつかざるを得ない若者も多くなっているようです。元締めが匿名性の高いSNS等で指示を出し、実行役が全く関係のない一般住民に危害を加えることの背景にはやはり金銭問題(貧困・借金など)があるようですが、一部にはオンラインカジノがコロナ禍で自宅に居ながら簡単にギャンブルができ、かつ高額の金銭が動くことで感覚がマヒしてしまう、これまでの「ギャンブル依存症」とは異なる背景もあると言われています。
実際に、一般市民以外にも某芸能事務所に所属する名前の売れてきた芸人やオリンピック選手、良く知られたところではロスアンジェルスドジャースの大谷選手の通訳が20億円を超える違法カジノに金銭を横領してつぎ込んだこともあり、警視庁から事情聴取されるなどの事態も実際にあるようです。警視庁のHP等によれば「日本国内で海外に拠点のあるオンラインカジノに合法性はなく、犯罪行為として取り締まりを強化している」旨の啓蒙活動が行われ、万が一手を出してしまえば賭博罪で逮捕されることも少なくないようです。数年前には行政から誤って多額の現金が振り込まれた移住者が、オンラインカジノにその金銭をつぎ込んで逮捕されるという事件がありました。
これはあくまで推測の域をでないのですが、一般的に麻雀賭博では1,000点100円までならば逮捕されないと言った誤った考え方が広く浸透しており、その他にもパチンコは3店方式と言う実質的な賭博だとも言われます。編集人の知る限りでは、昭和時代には職場で花札賭博や野球賭博などが行われていた記憶があり、元々人間には賭博行為にのめり込む方もいることは事実でしょう。そこにSNSの発達で身近なところにギャンブル依存症の落とし穴が拡がったように思います。