ジェネリック薬品不足
2024年09月14日
後発薬医薬品製造メーカーの不正が発覚して以降、供給が不安定だったジェネリック(後発)医薬品不足が徐々に緩和されているようです。編集人も一部の特殊な医薬品は先発薬を服用していますが、それ以外はジェネリックを使っています。また、アオカビによる腎臓障害で大きな被害が出た紅麹サプリに限らず、主治医からは原則として健康補助食品やサプリメントの使用を控えるよう指導を受けています。コロナ禍の頃は、いつも利用している掛かりつけ薬局でも処方箋にある後発薬不足により、後日不足分を配達してもらうこともありました。また、治療方法が特殊で他の臓器に負担を掛けるため、主治医と相談しながら出来る範囲で服用薬を減らす努力をしていますが、1日20錠以上の服用が未だ続いています。
因みに、主治医のいる大学病院では入院中は原則ジェネリック医薬品を服用することになっており、難病以外(例えば風邪、怪我等)の治療では近隣のクリニックからジェネリック使用の処方箋を発行してもらうようにしています。また、真偽のほどは定かではありませんが、悪性腫瘍等に罹患した場合に高額の民間療法や自己負担での治療に一縷の望みを託す方もいるようです。編集人の場合は、現行知られている治療法(現状維持が目的)を続けていて、中には抗がん剤などの効果検証のため数ヶ月間も積極的治療が出来ないことも重なって、今まさにあと2~3ヶ月は新たな治療ができず、如何に今年の猛暑で体調を崩さないかが当面の課題です。
少し話を戻しますが、ジェネリック医薬品事業者が不正を繰り返した背景には薬価引き下げ等により収益が悪化したことが挙げられています。厚生労働省の資料では後発医薬品の使用割合(全国平均)は79%、約1万3千種類あるそうです。先発医薬品よりも3~5割程度安くなる場合が多く、また自己負担額を減らすことができ、国民皆保険という優れた制度を維持するための医療保険財政の健全化を進める上では有効な施策と言えそうです。