中国にとっての台湾
2026年03月19日
中国の歴史を見てみると、長年にわたって北や西方面から戦略されてきたことが関係していると考えています。多くの土地(国土)を有しているものの、完全に単独国家として成立したのは諸説ありますが、なぜ台湾統一(併合)にこれほどまでにこだわるのかについては一般的には香港返還後の1つの中国と言う共産党が掲げる原理にあると編集人は考えています。日本が統治する前の台湾は現地人が生活していたとはいえ、中国本土で共産党軍に敗れた国民党軍(蒋介石)が台湾に逃れたあたりから、急速に台湾併合への圧力が高まってきたものと編集人は解釈しています。
これはあくまでも中国と言う国家運営に関わることですから、人権問題や武力による現状変更などを除けば他国が内政干渉するべきことではないようにも思えます。そしてもう1つは中国地域に於ける政権(王朝)が交替する時期には、不思議と自然災害(特に水害)が発生しているとも言われています。またそのような観点を編集人なりに深堀してみますと、日本や沖縄、台湾などを手に入れることが出来れば、東アジアにおける軍事・経済覇権が格段に高まるとされています。中国2,000年の歴史に於いて太平洋側に積極的に侵略してこなかったのは、他地方に戦力を配置する必要が高かったからだと考えています。
言い替えれば清王朝以外は台湾の関する地政学的・政治学的価値を求めるに値しない地域と考えられていたようで、日本の明治政府が国境策定時において台湾に出兵したことについても特段中国側からクレームは無かったと言われます。しかし中華人民共和国(中国)が実質的に実効支配を行ってこなかった台湾について、毛沢東率いる中国が台湾を「中国不可分の一部」といきなり宣言して現在に至っていることになります。その根幹には時期に関わらず歴史的正当性に執着する中国特有の考え方(政治)があると考えられ、更に現代の国際情勢と複雑に絡み合っているのだと考えているのです。



