中国の公共インフラ
2026年02月02日
2025年は東アジア地区に多くの台風が上陸して、線状降水帯活動とも重なって各地に大きな被害をもたらしました。近年日本でも九州地方を中心に大雨による被害が続いていますが、2025年には特に中国南部の海南島・香港などで大きな被害が発生したことが伝えられています。中国国営メディア等では共産党による支配下にあるため、被害や詐害速報情報自体が発せられたというニュースが報道されることはあまりないのですが、最近は様々なSNS手段(中国国内では違法とされている種類の物)で海外に伝えられた画像がYouTube動画等で見ることが出来るようになりました。
それらの情報が全て正しい訳ではないとしても、これだけ続けて中国各地で水害等が発生していることを鑑みれば、急速な都市化によって下水道・路面・治水等の社会インフラが機能不全を起こしているのか、またはインフラ自体が脆弱である可能性も考えられます。ある動画の中で非常に悲惨だったケースでは、中国当局が上流のダム決壊を恐れて下流に居住する住民に事前に緊急放出警報を出さなかったと言われているケースです。もちろん加工された動画である可能性は否定できないとしても、EV自動車だけでなく人民が濁流にのみ込まれていく様子には驚かされるばかりです。
編集人は2000年に香港・深圳、北京オリンピックの前年(2007年)に中国上海を訪問しましたが、当時はまだ発展途上といった印象で少し裏路地に入れば舗装されていない道路や、物売り(恐らく農民だと思われました)がたくさんいたことを思い出します。しかし日本都市とは異なった印象であり、その後の中国の目覚ましい経済発展に繋がったことは記憶に新しいところです。しかし先述のような水災害や昨年以来の貧困(住宅バブル崩壊)を鑑みると、急速な経済発展の裏には都市化を急ぐあまり目立たない社会インフラへの投資を怠ってきたような気がしています。



