オフィス鴻

住宅ローンと金利上昇

2026年01月27日

これまで非常に低金利で借りられていた住宅ローン金利が、少しずつ上昇してきました。編集人は既に住宅ローンを繰上返済にて完済しましたが、1990年代の住宅金融公庫金利は3%台後半でしたから、その後に住宅ローンを組んだ方々の金利を若干羨ましく感じたものです。当時は金利の安い金融機関等での借換を行う方も相当数いましたが、結論から言えば編集人宅の家計はまだキャッシュフローの健全性が担保された状態でした。ただ一部の方が返済不能となって担保不動産が競売にかけられることもあり、少なからず過剰借り入れにはリスクが伴うと感じていました。

最近は固定金利・変動金利ともに選択する方もいますが、変動では1%未満だった金利が倍近くまで上昇しているケースもあります。因みに住宅金融支援機構の住宅ローン金利を見てみると、変動タイプで0.5%程度、固定タイプで1%程の状態から小幅ながら金利が上昇しています。些少な金利差だと思っていても借入額数千万円に対する利子は大きく、重要視されることの中には元金返済がなかなか進まないリスクが潜んでいます。また何らかの事情(転職・失業・ダブルインカムの停止など)で可処分所得が減少してしまうと、一気に返済に窮する方も増加することが予測されます。

また借換等でも物件の担保価値が借入額を上回るケースでは金融機関が応じてくれるとも限らず、子供の教育費・親の介護・自宅修繕費用などの出費が増えていることを鑑みれば、やはり低金利だからと言って余裕のない借り入れを実行することにはリスクが伴います。そして今後日本銀行および政府が打ち出す金利政策次第では、変動金利が上昇する可能性もあります。住宅購入は人生の中で最も高額な買い物と言われており、高度経済成長期のように毎年賃金が大きく増える時代とは違い様々な条件を慎重に比較した上でその時の高揚した感情に流されずに判断することが必要だと感じます。