天気予報と気候病
2024年09月12日
ここ数年の間に、様々な企業が提供する天気予報が増えてきました。以前ならせいぜい午前中・日中・夜間などの区分でしたが、最近は5分~1時間後の天気予報がアプリでも提供されるようになり、日常生活の中に溶け込んできているように感じます。また、利用側がそれぞれの目的で選択する幅が拡がり、ファッションの提案や気圧変化で起こる気候病のチェックなどが出来るアプリ(有料版もあります)も登場してきました。編集人も以前から気圧の変化(特に低気圧)があると、脳血流障害により体調を崩すことが多く、特に梅雨や台風の時期・季節の変わり目は普段より気を付けながら生活しています。
なお、気候病(気象病)とは、台風や雨の日に原因不明の偏頭痛・倦怠感・目まい・関節等の痛み等の症状が発現することと一般的に指しています。最近の研究では他覚症状が無いことから自律神経系の調整が上手くできない時に起こりやすく、最近の異常気象(温暖化・大雨など)も関係している可能性があると言われています。もちろん、普段から溜め込んでしまったストレスなどが原因となり得ることも考えられますが決定的な予防策はまだ無いようで、規律正しい生活を送ることや無理をしないこと、ストレスを軽減すること等が大切だと感じています。その中でも睡眠の質を高める寝具等が良く売れているそうで、エアコン等と併せて上手に利用したいものです。
特に今年は気象庁が「10年に一度の酷暑」になるとの予測を発表しています。昭和時代にはエアコンをつけっ放しにすると体調が悪くなると言われていましたが、当時は夜間に30℃を越えることは稀でしたし、最近は就寝中にエアコンを使用せずにいると熱中症にかかるリスクが高まることが知られてきました。最近のエアコンは節電型が主流で使用電気量も昭和時代に比べて半分以下とも言われていますが、年金生活者(特に国民年金のみの受給者)にとっては就寝中の電気代やエアコン買い替え費用負担は重たいと感じる可能性は否定できませんね。