オフィス鴻

子供の入院付添い

2025年12月17日

編集人は大学病院での治療のため、1年に100日程入院しています。編集人が治療を受けている大学病院は1,000床ほど収容可能ですが、病棟内では偶に個室で子供さんとみられる患者さんに保護者(殆ど母親のように見受けられます)が付き添う姿が見られます。当然小児病棟もありますので殆どはそこに入院していると思われますが、数日~数週間の入院になれば親御さんの付添介護負担は非常に重い様に感じられます。また特別室のように広いスペースがあれば就寝スペースを設けることは可能ですが、1日数万円の個室料を払うことは一般的に経済的負担が増すことになります。

その他にも看護師の配置上、1人の患者に付きっ切りになってしまうことが他の患者への対応を難しくしてしまうことが容易に想定できます。現行の法律上は親の付添を強制できないことになっているそうですが、医療機関側からルールとして親の付添を条件にしている病院もあると言います。そのためこども家庭庁が2024年から付添者向けの施設整備に予算を計上したり、看護補助者に対する診療報酬上乗せをしています。更に付添者とて3食の食事が提供される医療機関はまだ少ないと言われてコンビニで済ませることが多いことや、シャワー使用などの課題もあるようです。

マクドナルド社は2023年に「ドナルド・マクドナルド・ファミリールーム」を東京都府中市の榊󠄀原記念病院内にオープンしました。「ドナルド・マクドナルド・ハウス」とは、病気と向き合う子供とその家族のための滞在施設として1974年からアメリカで開設されたもので、現在日本には12施設あるとHPに記載されています。高度小児医療を提供する病院に隣接して設置されており、1人1日1,000円で利用できるそうです。実際に施設建設から運営まで、マクドナルドの店頭募金・寄付と地域のボランティアの支援によって支えられているそうですから、万が一の際は選択肢となり得るでしょう。