オフィス鴻

救急医療と入院

2024年09月13日

大変お恥ずかしい話ですが、先日二次救急病院の外来受付(年2回の経過観察)に並んでいたところ、前に並んでいた方が後方(編集人)を確認せずに急にバックしてきてそのまま避け切れずに編集人と接触転倒してしまいました。これまでも違う病院で同様のことが数度あり、列に並ぶときは必ず若干距離を多めにとっているのですが、中には高齢の方等が割り込んでくることも良くあります。いずれも患者さん(車椅子使用)のご家族と思われる方でおそらく周囲の状況を把握せずに動いたのだと思われます。また、前方から来る方の場合(大抵スマホ見ながら歩いてきます)なら数メーター手前で一度立ち止まってやり過ごすのですが、時には目の前まで来てから相手が気付きあわや衝突寸前ということも何度も経験しています。

編集人の場合、長い頑丈な杖をついて予防に務め、接触により外傷性ショックを受けると、殆どの場合1分以内に両上下肢の振戦(けいれん状の震え)が発生してしまうので常に常備薬(筋弛緩剤)を持ち歩いています。今回は病院内でしたので、すぐに看護師さんに助けて頂き1回の処方量上限も伝えることができたため主治医の指示でER(救命救急)で薬剤を点滴して頂きました。1時間近く震えは止まらず頭部打撲にならなかったことで意識もぼんやりとはしていましたが、医師と会話ができたことは幸いでした。いつも思うのですが、受付順番が1つ違っても殆ど診療時間は変わりませんが、病院ですからもう少し他患者への心遣いをしていただけたらと感じます。

また救急外来(ER )では専門性より緊急事態への応急措置が主で入院の必要性は医師がその場の状況で判断しますが、編集人の場合は医師の入院指示(9割以上はその場で入院になります)が無い限りは介助歩行ができればタクシーで自宅に戻るようにしています。救急治療室では隣の家族の方が「入院不要」と言われたとたんに、医師に無理難題(言いがかりに近いです)を言う方も見かけますが、最終的には人間性の問題だと感じます。