猛暑と熱中症
2024年09月11日
ここ10年程、日本各地で猛暑による熱中症が主原因と思われる救急搬送と亡くなられる方が増えているそうです。厚生労働省の資料によれば、熱中症による死亡者の8割以上が65歳以上の高齢者で、さらに自宅内での事故では9割がエアコンを使用していなかったと言います。昨年来、円安により電力会社の燃料調達費用が増え、原子力発電所の再稼働などで凌いでは来たものの、数回の値上げ(政府補助金も含みます)の影響で省エネ型エアコンへの買い替えが進んできました。しかし、高齢者にとっては型式の古いエアコンを使うことで、電気代が大幅に増えることや、節約のため設定温度を高めにする(27度以上)ことなどが熱中症の原因になることも多いようです。
一昔前であれば、猛暑日ともなると商業施設や図書館には高齢者に限らず多くの方が涼んでおられた記憶があり、また通勤列車にも弱冷房車が連結されていましたが乗車している人はまばらでした。編集人は長時間同じ姿勢でいることが困難なのですが、テロ対策から駅の椅子やごみ箱が撤去されて以降は少しの時間休憩できる場所(ベンチ)も減り、平日に商業施設で買い物しても殆どの休憩できるソファーは高齢の方が長時間使用されていることも多く、大好きなコーヒーを休憩がてら飲みにいっても明らかに仕事や勉強している方(おそらく1~2時間以上滞在しているような感じに思えます)がいて満席のことが本当に多く、店舗によっては長時間滞留者には声を掛けることもあるそうです。
さて、熱中症ですが水分補給(スポーツドリンク等)をこまめにしていても、自分では気付かないうちに体温があがったり就寝中に脱水症状を起こすこともあると言います。編集人もご多分に漏れず外出先(たまたま病院でした)で熱中症となり、記憶が遠のいたり立てなかったため、かかりつけ医がすぐに点滴で対応してくださったことがあります。また、最近は公立学校にもエアコンが設置されていても、クラブ活動などには支障がでているようですね。