看護師の転職サイト
2025年05月24日
若手・中堅以外にも人手不足業界に特化したマッチング・サイトが続々と誕生しています。最近では、工場求人・運転職・建設業などの新しいサイトを見かけることが多いのですが、編集人は人事戦略を担当してきた経験からマッチング・サイト運営者の「思い」が少ない事業者を見かけると、単なるあっせん業として手数料(概ね年収の30%と言われています)を得るだけのビジネスモデルではいずれ限界が来るように感じています。一例では、編集人が人材紹介会社を使ったとすれば1人当たり数百万円の手数料を支払う訳ですから、その原資を報酬改善・福利厚生等に振り向けないのか疑問に思うことが多いです。
特に看護師・介護士などは短期間での転職者が多いと言われる業界ですから、2年に1回転職してくれれば紹介会社はある程度固定的な収入を得ることが出来ます。実際に転職防止には勤務シフト・人間関係・給料などがトリガーとなることが多く、この部分を実際の現場から営業担当者がどれだけ情報収集できるのかで転職の質が変わるように感じています。良く面接対策(模擬面接・履歴書添削など)を売り物にしている紹介会社も多いのですが、採用側もそこで応募者の人間性が読み取れる訳ではありませんから隠し事(不利な情報は出さない)をしている可能性も否定できません。最終的に職務経歴書・履歴書だけで応募者特性やマッチング率が判るのならば、それこそAI技術を導入すれば離職率に悩むことも少ないでしょう。
編集人も年に3~4回は大学病院に入院しますが、病院によって異なるのですが若手(30歳以下)が半分、中堅が3割、ベテランが2割程度となっています。先日偶々友人の飲食店で介護士と思われる方3人組と臨席になりましたが、患者に対する悪口が多く報酬以外の部分で話が盛り上がっていました。実際に介護も大変な仕事だとは思われますが、看護師であれば責任感の強い方も多いです。看護師は大凡年収が500万円前後と言われていますから、もう少し専門業務・報酬を増やしても良い気がしますね。