オフィス鴻

私大医学部の学費

2024年10月24日

編集人は自己免疫系の難病(完解療法が存在しない)治療で、1年の3割は大学病院で入院治療を続けています。今夏も数日体調が極端に優れず掛かり付け病院(大学病院)に夜間に電話で症状をお伝えして、救急外来(ER)へと救急搬送してもらう旨の指示を受けました。救急隊は15分後に到着してくれましたが、病院到着までには諸連絡等により約30分後に搬送され、すぎに緊急入院となりました。最近は#7119を活用する方も増えていますが、最近ではこのようなER設備が整っている病院でも慢性的に病室不足になっているそうで、診療後に他院に転送されることも多いそうです。先日も自分が行きたい病院への搬送が希望が叶わず、救急隊員を足蹴りにしたという北海道の女性が逮捕されたニュースがありましたね。

さて、表題の件に戻りますが、私大医学部を6年間で卒業するために必要な学費は約3~5千万円、国公立大学で約4百万円と大きな開きがあります。一般的な世帯年収を考慮すれば私大医学部に行けるのは開業医や高所得者層に限られるのが実態のようです。編集人が入院した大学病院の病棟でも、夜間を中心に看護助手不足が深刻で海外の方(日本語は理解できる)が最近働いているのが判ります。また、看護学科も併設されていますが、最新設備を導入した新病棟では別途有料病床を増やしたり各種業務を外注化が進められており、最近は約1割の病床を減らした結果、医療関係者の方々が以前に比べてしっかりと患者とコミュニケーションが取れる程度にまで職場環境が改善してきたのを感じています。

ただ、医療関係者(特に看護師)に罵詈雑言を浴びせる入院患者も一定数見かけます。最も看護師が注意しているのは、入院患者(特に認知症併発)がとる勝手な行動(許可なく動き回る、禁止されている食品を病室に持ち込むなど)、その行動に伴う転倒リスクが挙げられます。1日でも早く退院できるように支援いただける日本の医療制度が崩壊しないことを願わずにはいられません。