管理薬剤師と在宅医療
2025年12月19日
編集人は月2回は訪問医師・看護師、月2回は訪問看護師の方に在宅訪問をお願いしています。これまでは医療機関で発行されたレセプト(処方箋)を薬局に持っていき、調剤が終わったら受け取ることが一般的です。薬学部の修業期間は6年間でその後医療機関・薬局で勤務することが多いと言われますが、編集人の場合は自宅近く(最寄駅から徒歩1分)のかかりつけ薬局を利用していた時にかかりつけ薬剤師の制度を知り、その場で申し込みました。その理由は編集人が服用している薬剤が20種類以上あり、また症状の変化に伴って医薬品の変更が多いため安心感が高かったからです。
最近は顔なじみの管理薬剤師さんが自宅まで服用薬を届けて下さるようになり、編集人の体調を鑑みながら色々と話しかけて下さることがとても貴重な時間となっています。もちろん長時間薬剤師さんを時間的に拘束することはできませんから、できる限り必要な物(お薬手帳・検査結果など)を準備してわからないことは質問するようにしています。実際に自宅を訪問してくれることで薬局での待ち時間もありませんし、数日分は予備薬があるので処方箋期限(発行日から4日間)を気にすることもなくなりました。また緊急時には主治医にも直接連絡してくれるので非常に心強い存在です。
管理薬剤師の方の立場からすると介護施設等では医師との連携がとり易いと言う声がある一方、訪問で調剤報酬が加算されるため薬局経営にもプラスになっていることも挙げられるようです。また薬局内と異なり個々の患者さんと良好な関係が築ければ、より患者から信頼感を得られるのかも知れませんね。そして編集人が最も気になるのは、どのような形で薬剤師としてのキャリアが形成できるのかという視点です。どの業界でもポジションが人を育てるとも言われますから、様々な経験を積んだ管理薬剤師の方が事務方と一緒になって対応してくれる現在の薬局は信頼できる非常に貴重な存在ですね。



