臨時旅客機の手配
2024年01月18日
昨年秋に鹿児島で行われた国体(国民体育大会)に出場する選手を載せた日本航空の羽田-奄美大島便(B737型機)が、最大離陸重量(Max Take-off Weight)を超える恐れが出たため臨時追加便を出して対応したとのニュースがありました。詳細についてはメディアや識者のコメントに任せることとして、日本航空は旅客機と乗客・乗務員の安全を守るための措置を優先するために前日から既に臨時便増発準備をしていたそうで、その対応によって無事に相撲選手団は奄美大島に到着したそうです。つまり、日本を含めて小型旅客機で比較的長距離運航する場合は、特に目的地が離島の場合には滑走路長(短さ)と搭載燃料等の制約から貨物重量や搭乗人員数の制限を掛ける必要があったためだと考えられます。そのほかにも、機体が安全にコントロールできるよう、標準的な暫定値(大人1人あたり70kg前後)を用いて貨物・乗客・手荷物等の重心の位置が概ね主翼(燃料が積載されている)付近となるように計算・調整するそうです。
ただ1点気になったのは、日本相撲協会の現役力士は2席分(料金が2人分なのかは判りません)を利用すると聞いたことがあり、今回は国体選手団だったため1人1席分の利用予約だったのではないかと言うことです。編集人も旅客機を利用するときは、予約の段階で歩行障害があることを事前に伝えて他の乗客や客室乗務員の方に迷惑を掛けないよう、できるだけ前方の座席に搭乗するようにしています。一度だけ急用があって前日予約となったことがありましたが、あいにく利用便が満席だったため、非常出口近くの座席しか予約できなかったことがあります。この時は自力歩行(杖は所持していました)はほぼ問題なくできたのですが、搭乗後に客室乗務員(CA)の方から席の移動を依頼されて別の席へと案内してくれました。
また、もし移動中(特にバス)に怪我をすれば乗務員の方に多大な迷惑をかけることを思えば、時折元気な高齢者から席を譲れと罵声を浴びますが公共交通機関では優先席を利用させていただいています。