さて船員手帳の変更内容について、国土交通省の発表した内容を追記することにいたします。まずサイズはパスポートより一回り小さいもの(幅約9センチ、長さ約13センチ)、表紙部分に日本政府の紋章「五七の桐」をあしらったとありました。また「海の色に和の要素を考慮した」という理由で藍色が基調となるようです。因みに五七桐紋は中心に7つ、左右に5つの花を立てた桐紋で、五三桐などがある桐紋の中で最も権威が高いとされます。歴史的には天皇家の家紋として用いられていたようで、外国の賓客の接遇のための晩餐会等の招待状や食器にも刻印されていますね。