オフィス鴻

認知症と入院患者

2025年03月20日

現代異学では脳神経細胞に関する研究が数多くされており、特に認知症・自己免疫疾患など脳神経内科の領域では、これまで全く解明されていなかった発症のメカニズム、進行を遅らせる医薬品・治療法などが続々と誕生しています。編集人は脳神経の伝達回路が自己免疫疾患の影響で異常を起こす原因抗体が体内で作製されるため、定期的に血液浄化(血漿交換)を行う必要があり、年数回は大学病院で2~3週間の入院治療をして頂く必要があります。その入院時に思うのは、高齢者の認知症を併発していると思われる患者が非常に多いことです。編集人も最近物忘れがひどくなってきていることや、複視によるめまい・頭痛が徐々に悪化していることを感じます。医療保険も生活習慣病(悪性新生物(がんなど)、心疾患(心筋梗塞など)、脳血管疾患(脳卒中など))は40歳代~60歳代の方に発生率が高い病気の総称であり、保障特約が付いているものも多いです。

しかし、最近は生活習慣病の治療で入院している認知症を患っていると思われる高齢者も多く、なぜか日中に寝ていて夜中に眠れずに騒ぎ出すと言った昼夜が逆転している方もいます。あくまで一般論ですが、認知症は自分が認知症であることすら理解できないことだと言われており、まだ自分が「認知症かも知れない」と考えられるうちは加齢に伴う脳の萎縮が原因であることも知られてきました。ただ、上記以外にも特徴的な行動があるようで、医師や看護師に暴言を吐いたり、自分が如何にかわいそうなのかを訴えるなど、現実にこの目で見てきました。何となく感じるのは、頑固な性格の方、周囲との接点が少ない方、感謝の気持ちを忘れてしまった方にそのような行動が多いと思われることです。

なお、入院生活は殆ど4人床で他の患者と一緒に過ごすことが多いため、周囲に配慮できない方と同室になることがあります。傍目には非常に我儘に感じられますが、偶々隣の方が自分と同じ価値観をもっていることもあり、10分程度の雑談をするだけでも気が紛れるものです。