三災七難
2025年04月29日
日本人にはお参りや弔時のときに馴染み深い仏教ですが、様々な教え・宗派があります。また、地方等では後継者不足や檀家の減少によって廃寺していくことも多いようです。編集人が子供の頃から、戒名にランクがあり高いものだと100万円を超える費用がかかり、また最近の墓じまいでも数百万円を請求する寺院も多くあります。仏教の経典も一般人には解釈が難しいとされていますが、編集人はその時の自分にとって必要な部分だけ住職の言葉を自分流に置き換えて考えるようにしています。
表題の「三災七難」とは、編集人は仏門にはいったこともないので聞きかじりに過ぎませんが、ある住職の説法ではこれから先の未来に於いて、三つの災いと七つの苦難がおこるということを指していると理解されています。以前、ノストラダムスの大予言では2000年に地球が滅びるといった書籍が大流行していましたが、同じように経典にも未来を予測した考えが含まれていると言うことだそうです。一時期、日本でも人の生死に関わる占いが禁止されていたことがありますが、最近の気候変動(温暖化)、大地震、疫病の流行などが災いなのかもしれません。編集人は特定の宗教に属している訳ではありませんが、神道に近い「八百万の神(自然の神羅万象)」の考え方を大切にしています。そのように考えると神の存在や哲学的思想などは、自然と編集人の生き方や考え方に影響を及ぼしていると言えそうです。
実際にこれまでの人生を振り返って振り返ってみると、ここが人生のターニングポイントだったなと思う時期・事象があります。特に現在難病治療をしていることもあり、今までは余り考えていなかった世の中の不条理性を少し自分なりに理解・咀嚼できてきたように感じられます。その結果、様々なことや周囲の方々に感謝する気持ちが以前にも増して強くなったと思っています。感謝することで思考の幅が大きくなり、躊躇・不条理についても少しは受け入れの範囲が拡がっていることで、心が貧しく他責になりがちな自分を諫めているようです。