優しさの恩人(2)
2023年02月19日
編集人は40歳を過ぎてから再び大学で学ぶことを決め、7年かけて心理・哲学・宗教・歴史と統計・システムを中心に自らリスキリングを行いました。夢は大学院で実業経験を通じた中間流通に関する論文を書き上げることなのですが、副学長のご配慮で普通では経験できないような社会人大学院生向けの講座を何度も与えて頂き、大きな刺激を受けました。最近では企業内リスクリングの必要性が盛んに議論されていますが、夢へのチャレンジ精神、バックアップ体制(メンター制度など)、そして本人の意欲・覚悟の三位一体でないと、スピード感のあるビジネスやアイデアは生まれずらいと考えています。
また、チャンスは自分に都合よく訪れてくれるとは限りません。自分の意志とは異なる経営意思決定であっても、まずは素直に受け止めて自分なりの考え方を整理していくことから、初めてチャンスへの挑戦資格が得られます。例えば、転職市場に於ける自分の市場価値や第三者による評価は、自分の強み・弱みなどを客観的に整理できるので素直に聞いておいて損はありません。これは特定の組織の中でしか通用しない自分の盲点を客観的に知る非常に良い機会であり、社内外で新たなチャンスを掴むきっかけになると考えています。
さて、優しさの恩人(師匠)には夢に対する「たくさんのチャンス」を頂き、その決断の速さと優しさを学ばせて頂きました。また、論理的な思考、それまでの経験や知識などから多角的かつ直観的に素早く物事を判断していく姿勢も間近で拝見しました。そこには、一見「朝令暮改」と思えるような発言や指示があっても、異なるモノや思考に関する視点の重要性と、夢を実現するためのビジネス嗅覚(感性)というバックグラウンドがあるのだと思います。