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台湾の洪水被害

2025年12月31日

今年9月台湾では台風18号による大雨のため、花蓮県で発生した山間部にあるせき止め湖から溢れた水で下流域に洪水被害が発生しました。今年は中国本土(海南島付近)への台風上陸が相次ぎ、間接的な線状降水帯発生などで首都北京などでも洪水が発生したとの報道もあります。日本も例外ではなく各地で大雨や竜巻が発生しましたし、三重県では地下駐車場に止めてあった250台以上の車両が水没する被害も出ています。大きな被害が出た原因は異常気象が関連しているとの説が有力とされていますが、その裏側には災害に対するインフラ整備も大きく関係していると考えています。

台湾の報道機関であるフォーカス台湾社の発表では、台湾衛生福利部(保険省)の情報として4日で約4億台湾元(日本円で20億円相当)の寄付が寄せられたとされています。2011年の東日本大震災では台湾からは250億円に上る寄付があり、特に大きな被害を受けた地域住民に対して数万円の現金給付を行ったことが知られています。また台湾での大災害(2024年花蓮地震、1999年921大地震など)に対して、日本政府は他国に先駆けて緊急援助隊を派遣しました。日本・台湾共にこれまで大きな自然災害を経験してきた国家として、お互いに協力してきたことになります。

編集人と家族はこれまで数回台湾を訪問していますが、一度たりとも現地で嫌な思いをしたことはありません。過去の歴史を記憶に留める必要はあると考えているものの、現地では概ね日本に対して肯定的な国民が多いと感じています。今年4月にこれが最後の家族での海外旅行になると思い台北に1週間滞在したときにも、また機会があれば訪台したいと思えるほどでした。日本には「遠くの親戚よりも、近くの他人」という諺があり、特に困難な状況においては日常生活の中で実際に支え合うことができる他人の方が重要であるという考え方です。これからも台湾の人々とは良い関係が続くことを願っています。