オフィス鴻

姫路麗プロの教え

2024年09月28日

編集人が一時期関西に転勤していた頃、現在は日本プロボウリング協会の副会長職を兼務されている姫路麗プロ(所属;フリー)のレッスンを子供と一緒に数度受けたことがあります。当時は姫路プロはまだ未勝利でしたが、初優勝(2007年彦根プリンスカップ)した時期であり、その後は通算33勝を挙げ日本を代表するトッププロ(永久シード)として現在でも人気現役選手として活躍されています。偶然、住んでいたところから最も近くて便利なボウリング場に所属されていたので、編集人は何度か大会でご一緒に投げさせて頂きました。当時はアベレージで200以上の成績を残せていましたが、両下肢が動かしずらい難病に罹患したため現在は全く投球していません。

さて、1回目のレッスンを子供と2人で受けていた時に、姫路プロから「(子供さんには)好きなように投げさせてあげてください」との言葉を掛けて頂きました。編集人の子供は運動が苦手で色々な習い事の体験入学をさせてみましたが、英会話・書道・ボウリングは気に入ったようで自宅に大会等で頂いた表彰状や作品を今でも大切に保管してあります。少し話を戻しますが、後日姫路プロが下さったアドバイスについて直接ご本人に再度お聞きしたところ、「(練習を楽しめずにボウリングを)嫌いにならないで欲しいから」と話してくださいました。身近で手軽なボウリングですが、少子化の影響や下火になったこと等で競技人口・プロ大会数は減少、多くの有名老舗ボウリング場が閉鎖されました。おそらく、まだ1選手の時代から将来の競技人口減少に対して危機感を持たれていたのだと思います。

これをビジネスシーンや家庭に応用してみると、従業員がどうやったら仕事を楽しめるのか(嫌いにならないか)という経営者の企業理念やこだわりに通じるところがあると考えています。もし、余り気乗りのしない仕事であっても上司が「まずはやって見せる」ことから始め、その業務の中で従業員が何かを感じてくれるようサポートしてあげることが大切だと思います。