COFFEE TIME(物流マネジメント)
2024年06月01日
編集人が難病治療のため退職した企業の代表取締役(SBSグループ 鎌田正彦代表)の2つのコメントを拝見する機会がありました。
1つ目は、「トラックドライバーを再び稼げる職種にする(寄稿先;LOGI BIZ)」との表題でしたが、内容はまだ拝見しておらず申し訳ない限りです。ただし、経営者がこのような内容を発信する意義は物流業界全体が大きな変革期にあり、従業員へのの意識変革で自分たちの力で稼ぐことの大切さを示唆していると考えています。
2つ目は「マネジメントで大事なことは?(社内報)」という表題で、新入社員等へのエールや既存管理職へのリスキリングに繋がるとも思える内容でした。以前から「人間力」「現場力」「営業開発力」というキーメッセージを発信し続けていた鎌田代表ですが、そこにマネジメント視点を加えたことは事業継続への並々ならぬ思いと管理職へのメッセージがあるからだと感じます。部下や後輩から慕われる管理職が上にいる会社は伸びる、一生懸命に働いている自分の後ろ姿を見せてあげる、自分が偉くなったと思った瞬間にダメになるなど、編集人が在職中に思い当たっていたことを含め、ここまでないくらい辛辣かつ的確に述べられていました。
そこには事業継続への社内課題があることを認め、世間一般で言われるような大企業病にかかりつつあることへの危機感の表れではないかと編集人は思っています。