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イスタンブールの混乱

2025年09月30日

トルコのイスタンブールと言えば古代より交易によって栄えた街であり、経済的にも環境業・貿易業によって栄えていました。オスマン帝国と言う歴史で習ったことのある名称も、その国力を反映していたとも言えます。日本とは明治時代に和歌山県奥でエルトゥールル号遭難時に地元の漁民が救助したことからトルコおよび関係の深い国(アゼルバイジャンなど)から兄弟国と言う名称で仲が良い国としても知られています。しかし国際政治は複雑であり「ヨーロッパの虎」と呼ばれた同国であっても、大統領の政策次第で民主主義国家として経済と政治が混乱を極めた時期がありました。

いわゆる政治が国民を弾圧するようになり、エルドアン大統領(AKP)による独裁政治が2016年頃から始まったのです。そのような状況下で軍事クーデターが勃発したものの失敗し、グーデターに加担していない知識人などが無実の罪で弾圧されました。ここで経済を正しく運営していた中央銀行総裁などをお気に入りに入れ替えた結果、リラは一気に下落したのです。現在東アジアの某国から知識層・若者が海外に逃げ出したのと同じような状態であり、2024年の選挙で野党が圧勝するとその代表者に対して懲役2,000年以上の無実の罪を着せ経済が崩壊したのです。

しかしイスタンブールは観光客に人気があるものの、物価はインフレで非常に高い状態が未だ続いています。また様々な民族が入り混じっていることは社会的不安定を発生させており、政治的・社会的・経済的にも立ち上がれていないような状況にあります。つまり外国資本によるキャリー・トレード(他国より利回りが高い)が奏効したものの、基本的な自由を警察が規制するなど某国とよく似ていますね。