オフィス鴻

台湾旅行記(北投温泉)

2025年07月12日

今回の訪台では初めて北投(ペイトウ)温泉に3泊することにしました。これまではほぼ100%台北市内中心部に滞在していたのですが、編集人の療養のために温泉地を選択しました。この北投温泉は1894年にドイツ人のオウリー氏が発見し、その後1913年に日本統治下で岡本要八郎氏により開発が進められたと言われています。当時皇太子であられた昭和天皇が訪問したことでも知られ、現在は日本の加賀屋(石川県)と提携したホテルもあります。

羽田空港発の国際線が松山空港に着くため、同空港からタクシーで約40分程のところにありMRTでも行くことができます。編集人は妻と麓禧酒店(グランドビュー・リゾート北投)に宿泊して白濁色の白硫黄泉を楽しんできました。ホテルの客室からは遠くに淡水を眺めることができ、また周辺も山間部に位置しているため新緑の空気を感じることができます。その他にもホテル内には創作フレンチ店や中華料理店があり、街中にでれば地元の方御用達の食堂も数多くあります。たまたま入った町食堂は地元の方々で満席状態であり、日本語も通じませんでしたが料理の味付けは優しめで日本人の口にも合うと感じました。

因みに訪台時期が4月中旬でしたので北投のホテル・街中でも日本人を見かけたのは僅か2回だけでした。これまで妻と子供は10回以上台湾(台北~台南)を訪れており、編集人は5回目くらいだと記憶していますが街中の景色が全く変わっていたことに少々驚きました。その理由は台湾は半導体産業を中心とした輸出型経済政策で2024年にはIMFデータで国民1人当たりGDPが33千ドル(日本は32千ドル)となっており、円安傾向を鑑みてもその成長が発展の原動力になっているためだと思われます。