オフィス鴻

変革期の日本文化と人間性

2023年01月12日

この数年での日本での大きな出来事といえば、1年延期して開催された「東京オリンピック」と「コロナ COVIT-19」でしょうか。当初 IOC で東京開催が決まった時は、キャスターの「お・も・て・な・し」が流行語大賞となるなど盛り上がりを見せていましたが、政府による緊急事態宣言発令、各行政機関による様々な対応策により、医療従事者、観光産業に限らず多方面で経済的問題を中心に大きな影響がでました。

現在、コロナ(COVIT-19)は2023年1月現在で第8波は小康状態になっていますが、完全終息はまだまだ先のことのように感じます。編集人も入院中に院内クラスター感染、14日間の隔離入院生活を強いられました。幸い担当医の適切な対応で重症化(感染症・合併症による命の覚悟はしていました)は避けられましたが、未だ後遺症と思われる症状が続いています。過去に例がないほどの非常事態だからこそ政治の役割、企業活動の進化、一人一人の意識改革が必要だと思われますが、政府の対応も非常に曖昧なまま、次の第9波(5月頃)を迎えそうな感じです。

今後は、コロナ禍に乗じた持続化給付金等の不正受給の実態解明と処理、ゼロゼロ融資の返済開始で返済不能の企業倒産、自己破産の増加、リモート教育のありかたと新たな教育機会(奨学金等)の提供、そして東京オリンピック贈収賄事件(日本人として恥ずかしい限りです)を含めて、早急に解決するべき課題への対策が改めて問われていると感じます。また、ロシアの戦争に端を発した値上げが相次ぐ中、本当に必要な人々(失業者やワンオペシングル家族など)への適切な支援策の実施も望まれます。これから、私たち日本(人)がこれまで海外の方々から賞賛されてきた謙虚さ、誠実さ、性善説など、その良さ(らしさ)について、社会構造の変革を伴いながらどの方向に進んんでいくのか、日本人全体が試されている気がしてなりません。