オフィス鴻

婚活マッチングアプリ

2024年10月18日

SNSで婚活を支援するタイプのマッチングアプリ事業者が相当増えたと感じます。昭和世代は世話好きの方や結婚相談所などでの紹介型(お見合い)しかありませんでしたが、人と知り合う機会が格段と増えている(反対に出会いの機会が少ない)ということでしょう。中には健全性を疑うサイトもありますが、目的が婚活にあるのならば利用してみる価値はあるのかも知れませんね。ただ、最近は某有名ハンバーガーチェーンの生成AI技術を活用したCMが消費者から購買意欲がなくなると波紋を広げた事例があり、いわゆるサクラ(サイトが用意した偽装オトリ)を仕込む以外にも相手がAIと言うこともあり得る時代になりました。

また、20歳代女性の就業率も高くなり、夫が稼いで妻が家事をするといった日本の家庭のあり方も大きく変化しています。例えアプリでのマッチング率(相性)が良くても、データ等で相手の人柄や性格・性癖などまで全てが判ることはありません。また、「仕事が忙しい」「付き合いがある」等と自分優先の考え方に固守しすぎて相手に対する思いやりが足りなければ、いずれ決定的なすれ違いが起こることは容易に想像できます。編集人は20歳代後半で結婚しましたが、子供を授かってからも相手を束縛することはせずにお互いに自分の時間を持てるようにしていました。また、お互いに相手に対して40点なら合格だと考えるようにして、何か問題があれば早めに時間を作って話し合うなど我が家なりのルールの下で生活していたので、土曜日などは仕事があると子供と一緒に職場に行くことも多々ありました。

100組の夫婦がいれば100通りの家庭が存在する訳ですから、一般的に離婚原因とされる「性格の不一致」「価値観の違い」などは便利になったとはいえマッチングアプリだけでは少々不安を感じてしまいます。やはり、ビジネスでも同様ですが相手のことを理解することから始めることが大切で、その後お互いの信頼関係が構築できれば大切だと思います。