日本の七二侯(大暑)
2025年06月04日
大暑は二十四節気のうち7月20日前後を目安に始まる節気で、暦上で最も暑さが厳しい時期に差し掛かります。しかし子供たちにとっては夏休みを前にしてワクワク感でいっぱいの時期でしょう。その年にもよりますが大抵梅雨明け(最近は梅雨明けしたとみられますと報道されていますね)となる時期で本格的な夏シーズンの到来です。また猛暑日(35℃以上)が増えてくるので熱中症にも注意する必要があります。
この頃から各地で夏祭りや納涼花火大会、早い所では新盆(7月15日頃)を迎えたりします。編集人が子供の頃は野球チーム全員が土曜日の練習後に〇〇会議といって一緒に銭湯に行った記憶があります。現在と違い陽が落ちれば少し涼しさを感じることが出来るので、ひとっ風呂浴びたあとに銭湯の縁側で飲んだコーヒー牛乳(腰に手を当てて大人を真似て飲むのが流行りでした)は格別でしたね。今ではクーラーが普及していますが、当時は大きな扇風機が廻っていました。
この時期に旬を迎える食材にムラサキウニがあります。高級品というイメージがありますが、身崩れや変色を防止するためにミョウバン(食品添加物として国から使用を許可されています)を使う業者もいます。しかし海水ウニ(塩水ウニ)はミョウバンを使っておらず、海水と同じ濃度の塩水に浸して販売されています。もし機会があればその生うにのおいしさを知っていただけたら嬉しい編集人です。またこの時期はセミの大合唱が始まりますので余計に暑さを感じてしまう方もいることでしょう。