オフィス鴻

日本の七二侯(春分)

2025年03月08日

春分は春のお彼岸とも言われ、1年の内でも非常に過ごしやすい季節です。ちょっと話が脱線してしましますが、「ぼたもち」と「おはぎ」の違いについて触れてみたいと思います。諸説あるのですが江戸時代あたりからご先祖様に感謝の気持ちを捧げたのが有力な説の様です。そしてあんこの原料であるあずきの赤い色が「邪気払い」の力を持つ縁起物として親しまれていると言われています。また、ぼたもち(牡丹餅)は読んで字のごとく牡丹の花が咲く春のお彼岸に、おはぎ(御萩)は秋に咲く萩の花から秋のお彼岸に作られるのと、ぼたもちはこしあんで作られ、おはぎは粒あんで作られると聞いていますが、形や材料など日本各地には異なる習慣があるのかも知れません。

また、春分・秋分の日は昼・夜の時間が一緒であり、この時期を境に春は日中の時間が増え、秋は夜の時間が長くなってきます。おそらく読者の方が最も知っている二十四節気の1つでしょう。清少納言の枕草子に出てくる「春はあけぼの。・・・・・」も恐らくこの時期のことを表しているのだと思います。春の食材であるたんぽぽや独活(うど)、サクラエビなども美味しくなる季節で、徐々に木々の新芽が芽吹くのを肌で感じられるようになります。空をはばたく鳥の高度も活発になり、ウグイスの子供の鳴き声がだんだんとウグイスらしくなってくる時期までもう少しと言ったところでしょうか。

なお、春分の日は日本では国民の祝日とされており、自然をたたえ、生物をいつくしむことを趣旨として制定されたと言われます(法律条文にも記載があるようです)。実際は4月から新年度となる企業も多く、3月に大量納品するトラックが町中でみられ、物流センターが大混雑するのもこの時期の特徴です。特に引っ越し料金が跳ね上がるのもこの時期で、企業によっては異動による引越を早めたり、遅くするなどで対応しています。