日本の七二候(立春)
2025年03月06日
立春とは、広辞苑によれば「二十四節気の一つ。太陽の黄経が315度の時。春の始め、太陽暦の2月4日頃。」と説明されています。この言葉を聞くと、新暦(2月初旬)での初春が近づいている感覚がある言葉です。つまり、1年の中で春の兆しが感じられる季節を表現しているのでしょう。編集人は俳句の心得は全くないのですが、季語としては「蕗の薹(ふきのとう)」「東風」「春一番」「白魚」「初午」「鶯(うぐいす)」「鯡(にしん)」「明日葉(あしたば)」などがあるようです。
「東風」とは春風のこと、「春一番」とは立春後に最初に吹く南風のことを指すそうです。旧暦ではこの頃から新年が始まっていたようです。つぎに、「鶯(うぐいす)」は春告鳥も呼ばれその徐々に鳴き上手になっていくさえずりを聞くと春の到来を感じます。「初午(はつうま)」は立春を過ぎた最初の午(うま)の日に古来の習わしで豊作を祈る稲荷参りだといわれているそうです。つまり、旧暦には新暦とは異なる日本古来の文化がいっぱい含まれていて、」地域によってその呼び名や意味合いはすこしずつ違うのでしょうが、日本人の生活に溶け込んだ文化とも言えます。
ここからは、食べ道楽の編集人にとって一番楽しい言葉が続きます。「蕗の薹(ふきのとう)」は若芽のエネルギッシュな香りと苦みが天婦羅や刻んで味噌和えすると春を感じる一品です。「白魚」は旬が冬から春先が最も美味しい魚でこれから大きくなる前の小魚のことです。「鯡(にしん)」は言わずと知れた数の子の親で、昔は鰊御殿が建つほど沢山取れましたが最近は気候変動の影響で漁獲量も減少しているようです。そして最後に「明日葉(あしたば)」。主に伊豆諸島産のものが多いですが、今日摘み取っても明日にはまた成長して来るという強い生命力の象徴でしょう。編集人は明日葉とコシアブラ(少し時期は違います)の天婦羅が大好物で、良く母の実家がある福島県から送ってもらって食していました。昔の人がきのこや山菜を食べたことに驚いてしましますね。