オフィス鴻

東大推薦入学制度

2024年10月05日

日本の皇室(エンペラー)は世界的に見ても非常に稀有な存在であり、王室や大統領以上の尊厳を有する存在だと言われています。現在の上皇・上皇后さま、天皇陛下・皇后さまの行動・言動のいたるところに国民への「寄り添う心」が垣間見られるのも、日本という国が長年育んできた歴史が感じられます。国民からすれば、全く想像のできない世界かも知れませんが、国事行為以外にも世界各国との深いつながりを醸成されてきたことが日本の発展に大きな影響を与えてきたことは想像に難くありません。もちろん、第二次世界大戦など苦難の時期を乗り越えて現在でも存続していることを考える限りでは、編集人の個人的な思いとして皇室典範の改定などもこれから課題になってくることでしょう。

また、以前から天皇後継者(皇位の世襲)について様々な議論が交わされていますが、現状の宮家では存続が出来ないほどに皇族の絶対数が不足していると言った論調もあります。そのような中で皇位継承権のある男系皇族、ある女性皇族のゴシップが世の中を賑わせており、本当の意味での国民の象徴としての姿が時代の変遷を経て変化しているようにも感じます。皇族と言う身分故に、日常生活に於いても様々な制約の中で生きていくことは想像もつかないほど大変なことであること思いますが、最近一部皇族によるその威光を武器にして東大入学を無理強いするような行為に対して国民の一部からは強い批判や拒否反応を示される方も増えてきました。

そして最も大切な日本人文化の1つである「天皇(皇族)の役割」とは金銭的価値でも学歴でもなく、帝王教育(帝王学)そのものだと考えています。どんなに大変な時でも国民が涙するような場面(震災時の慰問等)で共感を得られるからこそ、皇族費と言う形で税金から相応の生活水準維持費を出すことにも国民が納得していると編集人は思います。もちろん、皇族の方々も国民が不信感を持たないように、一国民としての生活のあり方等が再考される時期なのかも知れませんね。