オフィス鴻

COFFEE TIME(パスポート)

2025年07月11日

10年ぶりの海外渡航となり、2月に既に有効期限切れのパスポートから新パスポートへの切替を行いました。最近はネットでの申請も条件次第で可能であり、また各都道府県でも複数の申請場所があります。日本のパスポートは地球上の殆どの国・地域で短期間滞在に限りビザなしで渡航することが出来るため、世界最強のパスポートとも呼ばれているそうです。しかしコロナ禍もあって訪日客によるインバウンド需要は旺盛であるものの、外務省の旅券統計によれば日本人のパスポート保有率は20%以下でG7の中で最も少ないと言われています。

世界の物価高、円安(最近は緩やかな円高傾向にあります)、賃金上昇の相対的低下などの要因が複雑に絡み合い、また日本国内の観光資源が豊富なことからこのような傾向が顕著になったものと考えられています。例えばハワイやニューヨークなどでは家族4人でファストフード店で飲食しても軽く1万円を超えるとされていて、それなら少しぜいたくな国内旅行をしたいと考える方も増えているようです。

一方日本の宿泊施設でも素泊まり(食事なし)が増えていて、その原因は人手不足と食事への価値観多様化にあるようです。実際に海外に行って地元の方々が普通に食事をする飲食店(大抵日本語メニューはありません)にいくと、その地域特有の文化を知ることができます。最近は翻訳ソフトも普及していますので、旅行自体が変容しているのでしょうね。