オフィス鴻

Orange Devils(勇気)

2025年10月02日

アメリカカリフォルニア州パサデナで開催されるROSE PARADEでは、普通に見ればこれだけのパフォーマンスを行うには健常者でも相当の練習を積まなければ難しい様に編集人には見えます。また全ての部員(卒業生を含む)はこのパレードに参加するために、他部員を超える困難や努力を続けてきたのでしょう。実際に2018年のパレードと2025年のパレードを比較すると、曲目やパフォーマンスの難易度が格段に上がっているように感じます。しかし沿道からの声援は部員たちにとってこの上ない応援であると同時に、かけがえのない貴重な経験であると思われます。

編集人は50歳代になってから難病により両上下肢の脱力が進み、現在は歩行器や電動介護ベッドを利用しています。その際に感じるのは健康が如何に大切かという当たり前のこと、そして障害があっても社会と共生していきたいという意欲だと感じています。体力面で高校生と単純比較することはナンセンスかも知れませんが、時には精神的に追い込まれることもある中で何かに打ち込む姿には学ぶべきものがあります。編集人の場合は「誰かの役に立つこと」を1つの目標としており、これまでの仕事・人生の失敗談を含む経験をこのコラムを通じて発信していきたいと考えて行動してきました。

さて話題を戻しますが、実際に日常生活ではハンディキャッパーへの視点は些か哀れみに似たような状況を感じますし、健常者から嫌がらせ(本人にはその意識は無いのかも知れません)を受ける場面もあります。しかしそのようなことを悩んでいても解決しないことは編集人も感じていますから、やはり本人の気持ち次第なのかと思われます。誰しも好き好んで障害を持って生きている訳ではありませんので、今を楽しむことを大切にすることも必要でしょう。このパフォーマンスはYouTubeでいつでも視聴できますので、編集人は非常に勇気を与えてもらっています。