オフィス鴻

Orange Devils(寄付)

2025年10月05日

2025年に開催されたアメリカでのローズパレードへの遠征費用を捻出するため、クラウドファンディングを実施したそうです。OB・OGを含め200名のメンバーが経済的な理由でパレード出場を諦める生徒がでないようにとの志に応える形で初日で3,000万円を突破し、その後5,000万円にも到達できたとHPにありました。実際に円安と物価高の影響を受けて渡米へのハードルは高くなっていますから最終的には1億円の目標を達成したそうで、1,300名以上の支援者に支えられる形で渡米できたことに対して生徒たちが今後何かを感じてくれることを期待しています。

一方で日本全体で見た時には、特にコロナ禍以降貧困にあえぐ世帯が急増したと言われています。当時は学校給食が食べられないこどもたちに対して、飲食店主が無償でこども弁当を配布していたとの記事があったと記憶しています。多くの店主が「お金が無くても弁当や食事は提供します。もし大人になって困った方を見かけたら助けたり、寄付をしてください。」とのメッセージを店頭に張り出したことはニュースでも報道されましたね。現在では米中関税摩擦の影響を受けて、海外でも物価上昇や失業などからまともに食事がとれず住む家を失った方が路上生活者を余儀なくされていると言われます。

先述のクラウドファンディングでは1人当たりの渡米費を約50万円と見込んでいたようですが、同部の演奏は金銭的価値で図れるものだけではないように思えます。世界中の視聴者の方々に感動と言う無形の価値を提供していることは、これからも引き続き称賛されていくことでしょう。一方で今目の前の生活に苦しんでいる方々にも支援の輪が拡がることも期待しています。編集人も年に何度か世界の子供たちや難民への支援を行っている団体に、少額ながら毎年寄付を続けています。例え1人1人が少額でもそのような志を持っていれば、世界の争いごとや犯罪は減っていくのかも知れませんね。