オフィス鴻

シンフォニー・イン・ブルー

2026年02月23日

この書籍は世界各国のハイ・パフォーマンス・ジェットを、航空カメラマンが自分の眼で追いかけた記録です。日本ではブルー・インパルスが有名ですが、US.NAVYはブルー・エンジェルス、イタリア空軍はフレッチェ・トリコローリ、王立フランス空軍はレッド・アローズ、そしてアメリカ空軍ではサンダーバーズと呼ばれる編隊が存在していました。このほかにも様々な空軍等による編隊飛行・妙技が掲載されており、空撮でアクロバット飛行やフォーメーションの様子を見ていると、如何に個々のパイロットの技量の高さや各国文化の独自性を感じることが出来る一冊です。

個々の編隊についてコメントすることは字数の関係上非常に難しいのですが、日本ではブルー・インパルスがEXPO2025・能登半島地震支援活動などで国民に勇気を与えてくれたことは記憶に新しいところです。しかし2011年の東日本大震災ではブルー・インパルス機を含む多くの航空機が津波によって破壊されたこともあり、その修理には長い年月を要しました。またアメリカ軍がトモダチ作戦として補給艦を含む大艦隊・航空部隊で援助してくれたことを生涯忘れることはないでしょう。因みに編集人の母方の実家近くでは、未だに放射能汚染で立ち入り禁止区域が存在しています。

さて日本のブルー・インパルスについて、少し触れてみたいと思います。まず設立は1958年の航空自衛隊第1航空団浜松基地で、その後訓練飛行が開始されました。当時は非公式訓練であったものの、1960年頃から空中機動研究班として多くの展示飛行を行うに至りました。その後東京オリンピック(1964年)や大阪万博(1970年)での飛行を経て、現在使用されているT-2型航空機にて実施されるようになりました。現在は第三代目のT-4型機が1988年から運用されており、2025年には入間航空祭・百里基地航空祭・築城基地航空祭などで披露されていますね。