オフィス鴻

タクシー無線の革命

2024年09月24日

最近は、電話の自動予約に替わってスマホ配車(TAXIGO、S・RIDE)を利用することが多くなりました。編集人の居住地付近ではS・RIDE(都心部で展開)に対応したタクシー会社が少ないため、TAXIGOを利用していますが利便性を考えると無線配車(電話予約)よりも早く手配できるので助かっています。近頃両社ともにいろいろな機能を増やしていますが、タクシー会社へ直接予約するのは数日後の早朝予約(旅行・入院等)や、1日貸切など限られたケースだけになっています。また、ライドシェアが地方の車両過疎地、タクシー運行台数が少ない時間を中心に全国展開する方向で自治体との調整が進められています。TAXI事業者の統廃合・系列化が進む中で1オーダー当たりの支払手数料は概ね150円(基本料金)+追加料金と言われていますが、実車率と迎車料(500円)を考えれば自ずと運行方法の多様化に繋がっているようです。

そのような中で昭和世代には懐かしい無線(ラジオ)配車を管理・運営していた一般社団法人である全国自動車無線連合会が今年10月に解散することになりました。解散理由はピーク時の25%程度に加盟車両数が減少して運営が難しくなったとのことです。因みにこれまでは出先や自宅からは電話で無線配車していましたが、最近は長時間繋がらないことが増えてスマホ配車を増やした経緯があります。また、飲食店等からの帰路では乗務員さんを無駄に待たせないようにと敢えて電話で呼んでもらっています(裏番号が存在します)。車内でQRコード決済や行き先住所の登録も可能ですから、利用者・事業者共に大きなメリットがあるように感じます。

一方で、タクシー会社の管理下にあるとはいえライドシェアに対してはまだ不安要素があり、利用したことはありません。ただし、大都市部では利便性は確実に高まっている一方で、地方都市やアプリを利用できない交通難民が存在していることも事実であり、その分野には第一交通産業という企業が地域の公共交通機関として全国展開しています。