オフィス鴻

列車の指定席予約

2025年04月13日

インバウンド訪日客が一気に増加したことに伴い、新幹線車内でのトラブルが多発しているそうです。その原因の多くは指定席・有料荷物置き場の利用に関することだそうで、海外と日本の違いを理解できていない訪日客が関連していると言います。海外では、ツーリストが列車に乗るときに自転車・トランクケースなどを持ち込むスペースが準備されていることが多いのですが、日本の乗車ルールを理解しておらず、挙句の果てには好き勝手し放題の訪日客もいるそうです。例えば、予約をしていない貨物用スペースに勝手に自分のトランクケースを置く、網棚に大きなトランクケースを乗せる、他人の指定席に勝手に座るなどが多いと言われますが、日本人同士でもお弁当などの飲食物の匂いに対する苦情や、席のリクライニングに関するものがあるそうです。

編集人は、新幹線等に乗車する時は大抵グリーン車を利用するようにしていました。その理由は、節度を持った乗客が多いこと、トラブルに巻き込まれたくないこと、静かに仕事をしたり景色を眺めてリラックスできることなどが挙げられます。当然多様な価値観があるのでまったくトラブルに遭遇しないわけではありませんでしたが、東京~新大阪間で5千円程度追加料金を支払えばグリーン車を利用できることを考えれば、その移動時間を時間価値に換算すれば十分元がとれると思っています。時折、著名人と臨席になることもありましたが、敢えて編集人からお声がけすることは控えていました。

日本には「郷に入れば郷に従え」、英語ならば「When in Rome, do as the Romans do 」という諺もある通り、少なくとも政府(観光庁)がインバウンドを拡大したいならば、日本ならではの習慣・ルール等を記したパンフレットなどを様々な施設・設備等に備え置きするくらいの対策が必要だと感じます。反対に、日本人が海外に行った時には、現地のマナーくらいは事前学習しておきたいものです。そこには人間性が表れますから、重要なことだと思います。