オフィス鴻

物流事業の情報収集力

2024年01月11日

お金に纏わるプラス・マイナスの波動は目的(人生の豊かさ、スキルアップ、寄付行為(donation)、利他の心(give)など)のある貯蓄はプラスのエネルギーを呼び起こし、ギャンブルなどで得たお金は負けた人の負のエネルギーを引き寄せるそうです。例えば宝くじの高額当選者の中には、数年で当選金を使い果たしたり、周囲にお金目当ての人や団体が群がるとも言われています。編集人は、仕事にも同じようなエネルギーを感じていて、どのような生き方・職業を選択したにせよ「夢」の有無と目的へとアプローチする意思の強弱に依って、巡ってきたチャンスを掴めるかどうかが決まると思っています。

以前に載せた「(仮称)Traficcs Core Model」構想は、物流事業者も視点を変えればプラスアルファの付加価値(特に現場のリアルタイム情報)とその情報を必要とする企業(物流事業者とは限らない)へと有償提供する新ビジネス成立の可能性があることを軸にしています。また、Amazonなど販売プラットフォーム提供企業では自前の物流・システム網構築を軸に、BtoC型物流と独自のプラットフォームを通して業界の垣根を超えた既存事業者(書店、映画館、薬局など)からのスイッチングを模索しているように感じます。

多重下請け構造、規制緩和による需給バランスの乱れ、長時間労働(2024年問題)など、大きな課題が山積している物流業界ですが、特に運送事業は日々変化する世の中のさまざまな情報をリアルに入手できる「動く情報収集装置」として見れば、まだまだたくさんの付加価値を生む可能性があります。これをトラック乗務員に求めて報酬の一部として加算するのかは意見が分かれるところですが、「より安全に稼ぐこと」とが出来る仕組みができれば、担当業務に対する適正賃金による人手不足緩和と、事業者の新たな収益獲得の両立は可能だと思っています。編集人は、デジタコ・ドラレコと同様に国の主導施策の中に含まれるべき社会インフラ整備だと考えています。