空港見学の機会
2025年10月10日
航空会社が自社の訓練・整備施設等を公開することは良く知られていますが、実際に競争倍率が非常に高いそうでなかなか機会に恵まれないようです。そのような中で地方空港内の施設や滑走路に入れる貴重な機会が、地方空港を中心に企画・実施されることがあります。目的は単なるファンサービスに留まらず、地方空港の抱える人材不足解消、利用者増加などですが、非常に貴重な機会であることは言うまでもありませんね。もちろん通常運用時間内ではなく早朝に実施されることが多いようで、3,000m近い滑走路を歩いたりバスで移動したりなどのツアーには編集人はワクワクしてしまいます。
2025年度で各空港のHPなどで探してみると、国土交通省東京航空局東京空港事務所が羽田空港見学会(1回定員40名)で 管制塔(展望室)・滑走路周辺・格納庫を見ることが出来ます。また地方空港では鹿児島空港・茨城空港・広島空港・静岡空港・大分空港・熊本空港・鳥取空港など多くの空港で開催しており、その内容は無料のものから一部有料のもの、建物および格納庫だけのところや実際に滑走路に出ることが可能なものもあります。開催時期は子供たちの夏休みに合わせたところが多いように感じますが、基本的に空港運営業務に支障のない時期が選ばれているようです。
因みに鳥取砂丘コナン空港(鳥取空港)を運営管理している鳥取空港ビル株式会社では、学校の社会科学習や幼稚園・保育園の園外保育として空港見学を実施しているとありました。実施日は火· 水・金曜日のみとし、館内案内や制限区域内にある化学消防車、防災ヘリの見学ができるとありました。またスタッフの案内が要らない自由見学の場合は制限がないそうで、「制限区域立入承認申請書」は成人、園児、児童、年齢に関係なく名前を記入する必要があります。ただし定期運航便の離発着時間帯や出動・訓練時の見学内容が制限されるようですが、貴重な機会に違いないでしょうね。