オフィス鴻

航空会社の経営破綻

2025年04月12日

コロナ禍以降、多くの航空会社が減便・路線撤退を余儀なくされました。現在は、コロナ禍以前の水準に近づいているものの、為替や燃料、人件費高騰など決して盤石な経営基盤とは言えない航空会社も存在します。LLC(格安航空会社)が誕生したころから低価格で海外旅行に行く選択肢が増えましたが、日系企業では海外出張規程を変更してビジネスクラスからエコノミークラスへとした企業も少なくありません。また、航空会社側も大型機から中型機の割合を増やして1運行収益を上げるようになっています。また、過去には全てビジネスクラスとしたコンコルド機を運行していたエアーフランス社も環境・コスト両面から同機種を引退させることを実行しています。

同様に、国際情勢の不安定さ、為替動向等から燃費の良い大型機に切替え、エコノミークラス席を増やす航空会社も増えてきました。一時期は豪華なサービスを売り物にしていたビジネスクラス専用の航空会社も中長距離路線以外からは撤退して、顧客需要に合わせた座席構成へと変更しています。その典型的な例がプレミアムエコノミー席でしょう。このクラスはサービスはエコノミークラスと同じですが、座席がビジネスクラス仕様に近い設計がなされています。編集人は仕事・プライベートともに極力同じ航空会社のビジネスクラスを利用させて頂いています。10年程は難病治療のため海外に出かけることはありませんでしたが、同じ航空会社に乗機すると大抵の場合以前の利用内容が引継ぎされていることが殆どで、料金に見合ったサービスをして頂いていました。

また、編集人は今年中に主治医から許可を得て久しぶりに台湾に行けることになりましたが、昨今の航空機事故多発と病気のことを鑑みて、初めて安全性が高いといわれるエバー航空を利用することにしました。以前はトランジットで台北に2泊してから東南アジア諸国に向かっていたこともあり、中華航空を利用することが多かった記憶があります。単なる移動手段なのか、サービスの質なのかを選択するのは乗客自身ですね。