航空機の機内食
2025年06月07日
昔(といっても20年くらい前までの話です)は、中長距離便(概ね4時間以上)路線では飲料以外に軽いスナックや機内食が航空機内で提供されることが多くありました。ビジネスクラスより上の座席では一種の過当競争の結果として、〇〇監修などといった高級料理や中には寿司職人が機内で寿司を握ってくれるサービスなども話題になったことを覚えています。またエコノミークラスでは「BEEF or CHICKEN?」が定番で、後方の座席になるとどちらかしか残っていないなんてこともありました。その他にも、パイロットは食中毒等防止のため異なる機内食を食べるのがルールだとも聞いたことがあります。
日本では各航空会社が機内食製造会社(空港から30分以内の場所が殆ど)にその日のフライト向けの食事作りを依頼することが殆どで、海外でも概ね同じような形態をとっていると思われます。また最近の特徴として宗教食(ハラル)・ビーガン食以外にも、事前に食事内容をリクエストすることができる航空会社も増えてきました。航空機内ではまずファースト・ビジネスクラスから先に食事が提供されますが、もし小さな子供がいれば優先して提供してくれることもあります。航空機内ではギャレー(専用カート)に収納され加熱された状態で提供されますので、もし希望のメニューが食べたければ前方の席に座るか事前リクエスト(有料の場合あり)をするのが懸命でしょう。今年4月に10年ぶりに海外に行きましたが、ビジネスクラス席の進化には大変驚かされました。ビジネスクラスでしたがフルフラットシートが整備され、殆ど個室のような状態であり時の流れを感じました。
またアルコール飲料が振舞われる場合もありますが、上空では気圧の変化により地上より酔い易くなりますので飲み過ぎには注意する方が無難です。旅の楽しみの1つである機内食も日々進化しているようですが、気を付けておきたいのは現地の到着時間帯(朝方・日中・夜間)に合わせて食事の量を自分で調整することでしょう。