オフィス鴻

配車アプリ手数料

2025年09月12日

先日ある会社のタクシー配車アプリを利用していて、アプリ手数料100円が加算されていることに気付きました。それまでは大体あそこまでなら料金はいくらぐらいになるのかを目安にしていて、特別高額に感じなければそのまま支払っていました。ただこのアプリ提供会社は運送事業で言うところの利用運送(仲介業)にあたるのですが、恐らく規制するための法整備が遅れているようで利用者との契約(約款)が主体となって料金改定も事業者の意志でいつでも変えることが出来ます。また迎車料金に配車手数料を加えると概ね500円を超えますから、初乗り料金と同じ程度の費用負担が発生します。

現在都心部では時間帯・曜日・場所にもよりますが、流しのタクシーを探すことは比較的容易ですし、大規模施設等ではタクシー専用の待機場所が整備されていることも珍しくなくなりました。そしてアプリ配車利用者は全体の20%という国土交通省の調査結果もあります。一部インバウンド需要で観光地や地方などでタクシーが利用しずらいこともあるようですが、仮にタクシー料金が2,000円だとしてそこに諸手数料が500円以上かかるのだとすれば実質20%以上の値上げに相当します。編集人の居住地周辺でもあまりアプリ配車を利用する方は多くない印象を受けますが、それがこの手数料に起因しているのかは不明です。

もう1つはこのアプリ配車には、優先配車機能や各種機能のアップグレードが施されている点です。編集人の場合はプラチナム会員へとグレードアップされていて、通常のアプリ配車よりも優先されているため大抵の場合5分以内にタクシーが到着します。また乗車地・降車地の登録が多くできるため、利用するたびに目的地を告げる必要は無くなりました。また優良運転手選択機能も有料(1回150円)で使えるため、高速道路を移動する際など安全性を担保することもできます。つまるところ利用者は利便性と料金を鑑みてサービス内容を判断することが出来るのですから、極端な規制は必要ないと考えられます。