オフィス鴻

入院と歯科治療

2025年10月16日

編集人は毎月1回歯科で定期検診をお願いしています。また入院が決まっている場合には、口腔ケア以外に虫歯があれば治療を依頼する習慣があります。その理由は口内細菌は免疫力の低下している時に、思いもよらない疾患を引き起こす可能性があると医師から告げられているためです。極端な例かも知れませんが、全身麻酔手術をする場合には呼吸のためのチューブなどから細菌が入り込んでしまうと肺炎を引き起こしたり、ぐらついた歯などが誤嚥や窒息を興すとも言われているのです。そのため自分で歯磨きが出来ない患者には、看護師が病室内で口腔ケアしているケースも多く見かけます。

しかしどの病院にも歯科が併設されているとは限りませんから、もし入院中に他医療機関で治療することになるとその分は保険適用対象外となり自費診療となってしまいます。もちろん自力で歯科に行けるならば自費診療でも問題ありませんが、多くの場合は外出許可を取ることは容易ではないと思われます。そのため緊急入院時以外は定期的に口腔ケアすることが、結果として入院期間の短縮・重症化リスクを下げることにも繋がると考えられているのです。編集人の場合は免疫抑制剤を常用しているため、細菌に対する抵抗力が他の人に比べて弱く、ちょっとした感染症にも気を付けるようにしています。

現在通院している歯科医院では院長先生と30年来のお付き合いであり、編集人の疾患も伝えてあるため今のところは他の歯科医院へかかることは考えていません。とはいえ主治医も編集人より少し年上ですから、あと10年もすれば何かしら検討しなくてはならない時期に来ていると感じています。そしてもう1つは若手歯科医は比較的新しい治療技術を持ち合わせていると考えられますので、より自分に合った治療が受けられるのかが判断材料となり得るでしょう。その一方で歯科の倒産・廃業も増加していると言われますから、信頼できる主治医を探すのも一苦労するのかも知れませんね。