悪性腫瘍の告知
2024年08月07日
先日、ある報道でわかりやすい解説で知られる経済評論家の森永卓郎氏の近況が伝えられていました。現在はすい臓がんのステージⅣで医師から余命宣告を受け、その後の心境の変化等を述べておられました。一度は完治したそうですが7年ほど前から近所の主治医の定期検査(概ね年間2~4回程度といわれています)を受けていたところ、持病の糖尿病とは異なるやせ方に疑問を持った主治医が専門検査(CT)で悪性腫瘍(原発のがん)からの転移(他臓器への浸潤)を指摘してくれたそうで、最終的に末期がん(ステージⅣ)と診断されたとありました。
編集人も全摘手術後に主治医の定期検査を受けていますが、腫瘍マーカー値に大きな変化は無いものの他臓器への転移と免疫疾患の合併症により、5年後生存率は50%以下との告知を受けて現在に至っています。既に手術から4年半が経過しましたが、現在は年2回の血液検査とMRI検査を続けています。悪性腫瘍(がん)の告知は妻と一緒に受けましたが、幸いコロナ禍でも免疫疾患の主治医と密に連絡をとって頂いたおかげで、約4か月後に無事手術を受けることができました。全摘手術をすぐに選択(心の中で逡巡はありました)したのも、難病の自己免疫疾患の治療では免疫や抗体を除去(血漿交換療法)する必要があったためで、感染症罹患リスクが非常に高いこと、体力が極端に落ちる(1回の入院治療で5㎏以上体重が減ります)こと等の説明を2診療科の主治医から事前に受けていたからです。
正直なところ、今では様々な症状が増え徐々に体力や運動機能が低下していることを自覚するようになってきました。当初は死への恐怖が強くありましたが、まず身体が動くうちにしておきたいことをTo-Doリストとして作成して1つずつ片付け、妻には延命治療を希望しないことやお墓のことについても話をしました。まだ天からのお呼びは来ていないようなので、当面は入院治療と併行してブログ発信やKindle電子出版執筆などを続けていく予定です。