オフィス鴻

物忘れと認知症

2025年05月25日

最近、編集人も物忘れが多くなってきたように感じます。50歳代半ばからその兆候はあったのですが、ここ1年くらいは2~3時間くらいの意識喪失や記憶喪失が年数回起きているようで、この先自分自身が判らなくなるといわれる認知症への不安もだいぶ増してきました。認知症にも様々な原因・タイプがあることが研究で判明してきたり、進行を遅らせる薬も開発されているそうですが、入院中に恐らく認知症と思われる患者の行動を見ていると「他人に迷惑を掛けたくないな」と思うことがしばしばあります。昼夜が逆転したり、大声で喚き散らしたり、勝手に治療用のルート(点滴)を外してしまう方も良く見かけます。

編集人は自己免疫疾患(特に脳神経系の異常)ではあるものの、幸いにしてまだPCによるコラムや電子書籍出版などが出来る状態ですが、症状が悪化して来るとほぼ1日中ベッドに横になっていることも多くなりました。また、外部の方がショート・コンサル業務を月数回依頼してくださるため、頭が疲れない範囲で対応できていることに感謝しています。ただ残念ながら脳血流が変化する時に発作が起こりやすいこともあって、大好きなサウナも入浴もやめ飲酒も以前に比べて殆どしなくなりました。現在は電子書籍で自己免疫脳症を実際に体験したものとして何らかのエビデンス的な記録を残そうとしていますが、どうしても頭が疲れることが多くなかなか進まないのが現状です。

編集人の場合、高次脳機能障害(単純な知覚障害・運動障害ではなく、知覚と運動をつなぎ合わせて判断などを行なうネットワーク機能の異常)ではないと判定されていますが、それでも運動障害はかなり悪化傾向にあり不安はつきません。その中でも妻ができるだけサポートしてくれるのですが、最も大切なのは1日の行動パターンをできるだけ決めて動くといった点だと感じています。確かに体や脳がしんどい時にはベッドで横たわっていますが、それ以外は「ほどほどに」かつ「自主的に」動くことが大切だと考えるようになりました。