血漿交換治療
2025年03月18日
編集人が難病治療で受ける「血漿交換治療(血液浄化療法)」は、血液製剤(アルブミン)を使って障害の原因となる抗体(抗グルタミン酸受容体抗体)を体内から取り除く治療法です。血液浄化(透析)とは右首頚静脈から3本のカテーテルを心臓から15cmのところに入れて固定して、健康な方の血漿と取り変えるために1回約5時間の治療を4~7回程度行います。大抵大きな病院で行いますが、装置やベッドの数によって1週間に最大3回できると言われています。しかし、治療途中でアレルギーや予期しない副作用がでることもあるため、常に医師・看護師・医療技師が常に状態を観察しながら治療を進めていきます。
正確な数値は判りませんが、血漿交換治療では約1千人分の血漿が使われ、最近は多くの脳神経疾患治療法にも適用されることから国内だけでは調達できず最近では海外から輸入されていると聞きます。また、先述のように副作用発現リスクが高い治療法のため、透析当日の朝には必ず血液検査が行われ、異常値が出ればその日の治療を行うことはできません。日本で血漿交換治療を行える医療機関は大学病院や比較的大きな救急対応病院、専門性のある病院などに限られます。特に脳神経疾患でも手足等が動かなかったり、けいれん状の震え(振戦)が出ている場合に用いられる治療法で、最近は同治療法を用いる医療機関も増えてきました。
また、正常な抗体が減少することで免疫力が落ちるため、実施後の感染症予防は非常に重要です。編集人もカテーテル(バスキャス)挿入後に院内感染で新型コロナに罹患してしまったことがあり、医師の判断でカテーテル挿入2日後に外したことがあります。正直なところ、バスキャスは小さな手術のようで患者が直接挿入を見ることは出来ませんが、ある程度の出血を伴うため挿入時には感染防止用のシートをかぶせて行われます。たまに、ベッドのシーツや着衣に大量の血液が付着していますが、最近は10回近く挿入しているため、何となく不安・抵抗感は減ってきています。