オフィス鴻

おにぎりの消費期限延長

2025年12月08日

コンビニエンス大手のファミリーマートが、食品ロス抑制のためにおにぎり・弁当類の消費期限を従来の19時間から21時間に延長したことが発表されました。表向きは前述の通りですが、実際には配送用トラック不足・諸原料の値上げ・人件費上昇などのコストを吸収したり、24時間店舗の減少などが背景にあると考えています。以前にセブンイレブン・ジャパンが底上げ疑惑などで多くの消費者から批判を浴びたことは記憶に新しいところです。実際に食品ロス削減な人類にとって重要な課題ですが、一方で40%増量キャンペーンなどが行われていることを鑑みると複雑な気持ちにもなります。

当面は北陸3県から配送体制を変更し、最近の1日2便体制での納品をしていくとのことです。製造現場では様々な工夫でお米が美味しくいただける時間を長くしているそうですが、訪日客が驚くことに日本のコンビニに於ける品揃え充実・品質の高さ・従業員の「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」などの声掛けが高く評価されています。これらの施策で減少傾向にあるコンビニ事業が再び成長軌道に乗るのかは、これからしっかりと見ていきたいと考えています。これまでドーナツやコーヒーと言った成功事例が数多あるだけに、編集人個人的には期待が膨らみますね。

編集人の居宅近くでもコンビニ利用者・店舗が減少して、大規模安売りスーパーなどが混雑しています。編集人宅では少量であればコンビニで調達していますが、それ以外は通販を利用することも増えました。また某食材サイトを試しに利用し始めましたが、確かに価格は2~3割高いものの一般的なお惣菜類に比べて格段に味が良いと感じます。先日ある大手スーパー(他店より高価格です)の総菜を妻が買ってきましたが、以前と比べて味も風味も落ちていたのでその後は消費財以外は買わないようになりました。結局消費者が何を望んでいるのかが成長・失速のカギになるということですね。