グラスの値段
2025年03月30日
高級レストラン等では、お客様に楽しんで頂くため高額のガラス食器(グラス)を取り揃えています。どのお客様にどのグラスをお使いいただくかは店側の判断によりますが、その大きな理由はグラス1客の値段が数万円程度のものもあり、通常の使用範囲内であっても破損することがあるからです。経営管理上、グラスは消耗品として取り扱いますが、特段値の張るものの一部は資産計上することもあり、先述の店側の判断はお客様のさりげない言動や振舞いなどをスタッフが観察しながら、また提供されるワイン等の価格等を考慮して選択されることが多いです。特に高価なグラスに共通しているのは、持った時の感覚・飲み口の当たり具合などが非常に繊細なことで、より美味しく会食ができるように配慮されています。
会食の席は接待や交流の場等でありますが、日本の居酒屋等と違って「乾杯!」でグラスをカチッと合わせることはマナー違反とされています。実際には、ワイングラスなら目線の高さ程度にグラスをもち、同席者と目線や言葉で挨拶するのが正しいマナーと言われています。なぜなら、高価なグラス程ガラスを薄くして製造されるため、グラス同士をあててしまうと簡単に割れてしまうからです。このあたりの感性は、提供する飲食店側と来客者の所作・人柄などが反映されていると思えます。同じように高価な料理皿なども、食事が済んだら重ねたり使用した紙ナプキンなどを載せるのは店側からしてみたら、行ってほしくない行為の1つです。
編集人が家族と食事に行くときは、大抵20年以上のお付き合いをしている飲食店でもホスピタリティーを大切にしてくれる店が多いです。例えば、編集人のテーブルに敢えて新人スタッフにサーブさせることが良くあり、その時にはチーフが後ろで観察していることが殆どです。ただ、初めての店にお伺いする場合、ホールのチーフの力量次第ではあるのですが食事の進み具合を確認しながら順次料理を提供してくれる飲食店ならば、楽しい時間を過ごすことができると思います。