ホテルラウンジの価値
2025年01月06日
都内近郊の都市型高級ホテルの殆どには、1階にカフェラウンジ(朝食用の食堂にもなります)が設置されています。コーヒー1杯が2,000円以上で提供されるのですが、基本的に店舗運営する側に迷惑とならない範囲(混雑時の長時間利用、雰囲気を壊すような行動・声など)であれば、お代わりを頼んでも追加料金がかかることはありません。編集人も得意先との待ち合わせや商談以外でも、ゆったりとした気分で自分の時間を確保したい時には良く利用させていただいています。コーヒー1杯が2,000円であったとしても、時間・空間・その他の価値を含めた考え方次第ですが、意外と値段以上の価値があるように編集人は思います。あくまで個人的感覚に過ぎませんが、周囲を見渡して「この場所は、こういう方がこのような利用の仕方をされるのか?」と思えれば、大きな収穫があったと思うようにしています。
一方で、珈琲チェーン店などでは仕事や勉強で長時間座席を占用する方に対して、店員が声掛けするのを目にすることが増えました。利用者のマナー意識の低下が最もわかるのは、周囲への気配りのあるなしでしょう。特に混雑時にスマートに席を空ければ、空席待ちの方が利用できるだけでなくお店の収益(座席回転率)にもプラスに作用します。費用対効果で考えれば、ちょっと休憩したい時にチェーン店・喫茶店を利用しますが、珈琲1杯2~300円で数時間も粘られたらお店側も営業的にたまったものではないですね。
そして、個人的にはTPO(Time(時)、Place(場所)、Occasion(場面))に合わせて使い分けることが、その人の人生哲学に近いものを表現している一例だとも感じています。言い方は失礼かもしれませんが、やはり相応の老舗蕎麦店と立ち食いそば店(決して立ち食いそば店を否定している訳ではありません)では、客層が異なるように感じます。編集人も時間がない時等は駅中の立ち食いソバを食べることもあります。いろいろな仕草にその方の生き方が滲み出ることがあるようですね。